KANBIN TIME | かんびん たいむ

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KANBIN

An illustrator based in Tokyo and Taiwan.

東京と台湾を拠点に活動するイラストレーター。

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台湾で隔離中

2022年1月下旬。台湾に向かいました。

現在外国から台湾に入国すると隔離をしなければならないのですが
今回我々は、ワクチンを二回摂取した場合に可能なC案、つまりホテル隔離7日間+自宅隔離7日間を選びました。

この二週間の隔離期間中、何度となく新型肺炎にかかっていないかの検査をします。

ホテル隔離の3日目に抗原検査キットでセルフ検査。

そして5日目に、ホテルの部屋に検査員(?)がきて、部屋のドア付近でPCR検査です。

ドアからは一歩も出られません。

8日目にホテルを出て、自宅に向かいます。もちろん専用のタクシーがお出迎え。

自宅でも2日目だかに抗原検査キットでセルフ検査。

そして自宅5日目にまたPCR検査です。今度は病院に行って受けます。
自宅に専用のタクシーがきて病院まで送り届け、検査が終わるのを待ちまた自宅に行ってくれます。

この病院での検査、PCR検査場が病院の駐車場の脇に特設されています。
小さな受付の小屋の隣にまた小さな小屋があり、そこから黒々としたゴム手袋がぶらりと飛び出ています。不気味な見た目のとおり、これが世にも恐ろしい「不器用PCR検査」です(わたしが名付けました)。


小屋の中にいる検査員(?)が小屋の中からゴム手袋に手をいれて小屋の外にいる我々にPCR検査をしてくれるのですが、この手袋が分厚くて相当動かしずらいと見え、綿棒を鼻に突っ込み検体を採取するという一連の動作の精細さを欠くのです。

私が世界で一番嫌いなのは本の帯と耳鼻科。鼻の奥に綿棒をつっこまれること。

黒々としたゴム手袋に手をつっこむ検査員を前につい尻込んでしまいます。こういうとき大抵私は「大人だから大丈夫。大人なんだから我慢できる」と唱えて心を落ち着かせます。

まあ実際綿棒が鼻の中に入っていた時間は2秒くらいのものでした。それにしても痛い。
そんなこんなで必要な数のPCRを検査をこなし2週間が明けました。
よーし明日から外に出られるぞ!と思ったらさらに一週間は「自主健康管理期間」。
外に出てもいいが、公共交通機関にのったり、外で人と食事をしてはいけないそう。

台湾のことだからこれもバレたらどんでもない罰金をくらいそう。
日本だったら絶対「氏名公表」程度だろうけども。